プロフィール

野津臣貴博

野津 臣貴博  ARAM

(のづ  みきひろ ARAM)

沼津市立大岡中学校、静岡県立御殿場南高等学校卒業。中部音楽芸術院にてフルート、ピアノ、ソルフェージュを学び、桐朋学園大学卒業。英国王立音楽院にて最高位賞(Dip.RAM)を得て卒業。
その後アメリカ・エール大学大学院に奨学金を授与され入学。

1990年より5年間フィンランド・ラッペーンランタ市交響楽団の首席フルート奏者を務め、指揮者としても活躍した。

ワシントンD.CでのNFAフルート・コンクール第二位受賞をはじめ、内外の国際コンクールに入賞。1990年(第1回)&1991年(第2回)、故レナード・バーンスタイン氏の提唱により始まった札幌でのPMFオーケストラに2年連続参加。

ソリストとしてこれまでにフィンランド、イギリス、アメリカ、ドイツ、ポーランド、ルーマニア、中国、等に招かれる。
主なものは、1993年にポーランドにてモーツァルトのフルート協奏曲第1番を(オルスツン・フィル)、1997年にルーマニアにてC.P.E.バッハのフルート協奏曲イ短調を(デイヌ・リパッティ・フィル)、2000年に再びルーマニアにてモーツァルトのフルート協奏曲第2番を(ブラショフ・フィル)協演。
2001年、ルーマニア室内管弦楽団日本ツアーのソリストとしてモーツァルトのフルート協奏曲第1&2番を協演。
2004年には「尾高 尚忠フルート協奏曲」をフィンランド初演、好評を博す。
国内では2004年にJ.S.バッハの管弦楽組曲第2番を、2006年にブランデンブルグ協奏曲第5番を(いずれもヘルムート・ヴィンシャーマン指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団、於ザ・シンフォニー・ホール)。2007年にはモーツァルトのフルート協奏曲第1番を(大阪フィルハーモニー交響楽団、於:大阪八尾プリズム・ホール、指揮:音楽監督大植 英次)。2011年6月に同協奏曲を(大阪フィルハーモニー交響楽団、於:大阪いずみ・ホール、指揮:延原 武春)。9月には尾高 尚忠フルート協奏曲を(大阪フィルハーモニー交響楽団、於:ザ・シンフォニー・ホール、指揮:音楽監督大植 英次)いずれも好演した。

NHK-FM「フレッシュ・コンサート」「名曲リサイタル」他、出演多数。

146年前にパリで製作された銘器『ルイ・ロット(エスプリ)』を駆使する稀な名手。
その音色と音楽性、テクニックは各紙でも高い評価を得ている。また彼の演奏&トークは大変な人気を誇る。

指揮者としては桐朋学園大学「シンフォニック・ウインズ」、相愛大学フルート・オーケストラをはじめ、各地のフルート・フェスティバルにも多数出演し、今後の活躍が期待されている。

フルートを三浦 由美、小出 信也、ウィリアム・ベネット、ジェフリー・ギルバート、ト-マス・ナイフェンガーの各氏に、室内楽を中川 良平に、指揮を岡部 守弘、大植 英次に師事。

2003~2006年まで母校の桐朋学園大学にて専任講師を務め、2007年「シェイクスピア」の生地であるイギリス・ストラトフォードにおける国際フルート音楽祭に講師として招聘された。

1995年~現在、大阪フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。
相愛大学、大阪国際滝井高等学校、大分高等学校、パウエル・フルート・アカデミー各講師。
全日本学生音楽コンクール、大阪国際音楽コンクール審査員。2011年、日本フルート・コンヴェンション・コンクール・ソロ部門審査委員長。
アジア・フルート連盟、日本フルート協会理事。

2010年、ロンドンの英国王立音楽院からAssociate of the Royal Academy of Music(ARAM)の称号を授与された。